愛しき日々よ。
三上、好きだよ。 そう言うと俺の恋人はすごく嫌な顔をする。 「そんなに嫌がらなくたっていいだろ?」 「嫌だ。」 きっぱりと、そう言い切ってベットの中にうずくまった。 「ふう、理由くらい教えてくれないか?」 「…お前、男にすきだって言われて嬉しいか?」 「お前は恋人にすきだって言われるの嫌いなのか?」 疑問に疑問で返すな!と三上は突っ返したが、多分きっと図星だったんだろう。 それにしても、解りやすい。 「なぁ、三上。」 「いわないからなっ」 顔を真っ赤に染め上げて、三上はちっとも俺の顔を見てはくれない。 はいはい、とため息と一緒に三上の頭に掌をのせる。 ポフ、と効果音がして少し固めの髪が手と絡む。 「だって、すきなんだよ……俺はお前を。」 わかってくれ、と言わんばかりにそう付け足す。 すきだ。好きだ。誰よりも。 「ス…だよ。」 小さく、何か呟かれた。 「何?三上」 「自分だけだと思ってんじゃねっぇよっ ばか。」 それだけいうとベットに蹲っていた顔がより一層ベットにのめり込む。 ちょっと…いやかなり嬉しくて。 「わらってんじゃねぇよっ!!バカ。大バカ。死ね。」 「だって嬉しいんだ。でももうちょっと直接言って欲しい」 にっこり笑って「な?」と押し切っても、三上は黙ったまま。 やっぱり、いじめすぎたかな、と俺は苦笑した。 ぶきらっぽうな恋人はもう一度シーツの中から曇った声で、バカと言った。 三上、すきだよ。 もう一回、囁くようにいう。 実は、この言い方は三上が好きらしい、という事実に基づいて呼んでいると気づかれたら。 多分、一週間は口を利いてはくれないだろうな。 「…………もう、いい。」 「うん。」 諦めたらしい三上は、寝返りを打つように身体を回転させる。 俺は、もうソレですら可愛く思えて(かなり重症だなって自覚は最近出てきた。) ついでに、思わずソレは口に出ていたらしくて、三上に死んで来い一遍、とまで言われた。 うん、やっぱり。 「好きだよ、三上」 これは俺の愛すべき日常。 ふぃん。 初の渋三です。こんな感じの二人が好きです。 二人の日常はこんな感じで。