赤澤が怒ってる。

まぁでも。

【Please,Please】

服の端を掴んで、相手の出方を見る。

赤澤はバカだから、コレで大丈夫。

「ったく、しょうがねぇな」

ホラ、そうやって笑うでしょう?次はキスしてくれますか?

「観月には甘いよな俺。」

「ですね。」

それでいいんですけど。

そう言ったら馬鹿だろお前って言われた。赤澤にバカ呼ばわりされたのは屈辱だ。

でも、赤澤が笑う顔が好きだから、まぁいいや。

「ね、僕のコト好きですか?」

今まで怒ってた目尻にキスをして、そう聞く。

赤澤が否定する訳無いのを知っていて、わざと聞く。

「お前さ、何処で覚えてくんのよ。」

メロメロなんだけど、といわれる。

当たり前です。計算ずくなんですから。

あなたみたいな馬鹿をメロメロにさせるなんて苦じゃないんですよ。痛み切った髪の毛を指で弄ぶ。

「好きでしょ?」

「好きだよ。」

あぁ、もう其れが聞きたくて。

「もう一回いいなさい。」

命令だって出来る。

さっきまで怒ってたのに、僕の一言で笑ったり、照れたり、困ったり、忙しい人ですねぇ。

でも、もっと頂戴?

あなた全部。僕のものにしてあげる。

「お前って悪女みたい。」

「オンナじゃないですけど?」

だから、こんなに必死に貴方のこと繋いでるんじゃないですか、まったく。

「ボク、欲張りですから」

もっと、もっと。

もっと、貴方が欲しいの。

FIN

理想の観月像(笑)悪女っていうか娼婦っていうか…。妖しい微笑み